FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場は上昇:良好な米経済指標と主要企業決算を好感

NYダウは214.66ドル高の25862.68、ナスダックは75.90ポイント高の7898.05で取引を終了した。この日発表の米経済指標が軒並み良好だったことから、米景気の底堅さが確認された。予想を上回る四半期決算を発表したウォルマート(1.37%高)やシスコシステムズ(6.67%高)が買われ、指数の押し上げ要因となった面もある。NYダウの上げ幅は一時300ドルを超えた。VIX指数は16.44から15.29へ低下した。

 

NY外国為替市場:良好な米経済指標受けドル買い

ドル/円は、良好な米経済指標が相次ぐと、米長期金利の上昇とともにドル買いが先行。ダウ平均が300ドル超上昇したことも相場の支援材料となり、一時109.96円まで値を上げた。ただ、節目の110.00円や10日の高値110.05円が目先レジスタンスとして意識されたため、110円台に乗せることは出来なかった。 

ユーロ/ドルは、欧州市場では一時1.1224ドルまで買われる場面もあったが、前日の高値1.1225ドルの上抜けに失敗すると失速した。ユーロ圏の景気減速やイタリア財政問題などの懸念でユーロ売りが出やすかったうえ、5月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数などこの日発表された米経済指標が軒並み良好な結果だったことからユーロ売り・ドル買いが優勢となり、一時1.1166ドルと日通し安値を付けた。
なお、サルビーニ伊副首相はこの日、『イタリアもトランプ大統領のように規律を無視する行動が必要』などと発言した。前日には『EUの財政規律は欧州を飢餓状態に陥れている』とし、改正の必要があると訴えている。

 

NY原油先物市場は続伸:中東情勢の緊迫化と良好な米経済指標

NY原油先物市場は62.67から一時63.48ドルまで上昇した。サウジアラビア(ムハンマド皇太子実弟)がパイプライン攻撃について、イランが命令してイエメン反政府勢力が実行したと非難したことを受けて、中東緊張激化による供給懸念が強まり、買いになった。また、米国とイランの緊張が高まるなか、米国は中東に空母や戦略爆撃機を派遣した。軍事衝突の警戒感の強まりで、中東原油の供給混乱が懸念されている。 さらに、米国の5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や4月住宅着工件数などの改善を受けた株高を好感、需要回復思惑も買いにつながった。

 

NY金先物市場は大幅安:米国株高やドル高を嫌気した売り優勢

NY金先物市場は1295.30ドルから1284.20ドルまで下落した。しかし、本日発表された米国の5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や4月住宅着工件数などすべての指標が改善した。米国株高・長期金利上昇、ドル買いとなったことで、安全志向の買いが後退したほか、ドル高で割高感による売りが強まった。

 

米国債券市場は反落:米国経済指標が軒並み良好で売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は下落)2.39%で終了した。米5月フィリー指数などこの日発表された米経済指標が軒並み良好だったことから、相対的に安全資産とされる米国債に売りが出た。また、米国株の上昇も相場の重石となった。

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