FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場は上昇:低金利長期化を好感した買い優勢

NYダウは216.84ドル高の25962.51、ナスダックは109.99ポイント高の7838.96で取引を終了した。米連邦準備理事会(FRB)は20-21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、年内の利上げを見送る方針を示した。低金利の長期化で株式市場への資金流入が続くとの観測が高まり、NYダウは一時260ドル超上げた。アナリストが投資判断を引き上げたアップルが3.8%上昇し、1銘柄で指数を50ドルほど押し上げた。 VIX指数は13.91から13.63へ低下した。

 

NY外国為替市場:良好な米経済指標受けドル買い戻し

ドル/円は、前日の米FOMCが予想を上回るハト派姿勢だったことから、欧州時間には一時110.30円と2月15日以来の安値を付ける場面があった。ただ、NYの取引時間帯に入り米3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が13.7と前回の▲4.1から大きく改善し、予想の4.5を大幅に上回ったことが分かると買い戻しが優勢になった。米2月景気先行指標総合指数が前月比0.2%上昇と予想の0.1%上昇を上回ったことも好感されて、一時110.96円と日通し高値を更新した。安く始まったNYダウが持ち直し、260ドル超上昇したことも円売り・ドル買いを促した。

ユーロ/ドルは、良好な米経済指標が相次いだことでユーロ売り・ドル買いが先行した。ポンド/ドルの下落につれた売りも出て、一時1.1343ドルと日通し安値を付けた。前日のFOMC後の上昇分をほぼ吐き出した格好となった。 

 

NY原油先物市場は下落:60ドル近辺では戻り売りが重石

NY原油先物市場は59.66-60.39ドルのレンジ相場となった。昨日の原油在庫の大幅取り崩しを受けた買いは継続され、NY昼前には60.39ドルまで上昇した。しかし、その後は為替相場でドルがユーロに対し堅調となり、ドル建ての原油先物も利益確定売りに押されて59.60ドル台まで下押しした。引けにかけては下げ渋り、60ドル近辺まで戻している。 60ドル台には戻り売りの興味が残されており、原油価格は伸び悩んだ。

 

NY金先物市場は反発:ドル高を嫌気した売り優勢

NY金先物市場は1302.80-1320,20ドルのレンジ相場となった。昨日のFOMC結果公表後に米・中長期債券の利回りが急低下し、金利がつかない金の買いを後押しした。混迷を深めるブレグジット情勢や、米国が『ゴラン高原のイスラエル主権』の承認を示唆したことで中東情勢の悪化が懸念されたことも、安全資産である金に資金を向かわせた。もっとも、為替相場でドル買いが強まったためにドル建ての金先物は売り戻しの動きがみられ、1320ドル超えまで上昇していたが上げ幅を削って引けた。 

 

米国債券市場は小幅反落:米国株高と良好な米経済指標で売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は下落)2.53%で終了した。一時2.50%を割り込み昨年1月9日以来の低水準を付けた。ただ、この日発表の米経済指標が良好な内容だったほか、米国株式市場が上昇すると安全資産とされる債券に売りが出た。

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