FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場はまちまち:米中貿易交渉に対する不透明感を嫌気

NYダウは26.72ドル安の25887.38、ナスダック9.47ポイントだかの7723.95で取引を終了した。米FOMCが利上げ停止の姿勢を強めるとの期待や、パウエルFRB議長が利上げに消極的な姿勢を示すとの見方から、買いが先行し一時190ドル超上げた。ただ、『一部の米当局者は中国が米国の要求に抵抗していることを懸念』との米紙報道をきっかけに、米中貿易交渉に対する不透明感が広がると一転下落した。 VIX指数は13.10から13.56へ上昇した。

 

NY外国為替市場:全般様子見ムード強く狭いレンジ相場

ドル/円は、欧米株価の上昇を手掛かりに円売り・ドル買いが先行した。米長期金利の上昇に伴う買いも入り、一時111.48円と日通し高値を付けた。ただ、200日移動平均線が位置する111.45円付近ではテクニカル的な売りが出たため上値は限られている。『一部の米政府高官は中国側の抵抗で米中貿易交渉が後退しているとの懸念を表明』との報道が伝わると、株価の失速とともに円買い・ドル売りが入り111.25円付近まで下押しした。もっとも、一部米紙が来週の米中貿易協議の再開と4月末までの合意を目指す動きを伝えると下げ渋った。明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の定例記者会見など米重要イベントを前に大きな方向感が出にくい面もあった。今日の安値は東京時間に付けた111.16円で値幅は32銭程度だった。

ユーロ/ドルは、明日の米金融イベントや21-22日の欧州連合(EU)首脳会議を控えて、商いは低調だった。今日の安値は1.1334ドル、高値は1.1362ドルで値幅は0.0028ドル程度だった。NY市場に限れば0.0023ドル程度の値幅だった。

 

NY原油先物市場は小反落:60ドルが心理的節目で上値重い

NY原油先物市場は58.89-59.86ドルのレンジ相場となった。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国の協調減産延長に対する警戒感が高まり、本日も時間外取引から買いが強まった。もっとも、NY勢が本格参入すると売り優勢に転じ、58ドル後半では下げ渋るも前日終値を下回って引けた。先週初からは3ドル以上も上昇しており、ポジション調整の売りも出やすかった。1バレル=60ドル超で米国内の原油生産は増加するとの見方は変わっていないため、60ドル近辺では戻り売りの興味が残されている。

 

NY金先物市場は反発:終日1300ドルを維持

NY金先物市場は1302.10-1310.80ドルのレンジ相場となった。為替相場でドルがユーロに対して地合い弱く推移したことを受けて、ドル建てで取引される金先物は底堅い動きとなった。一時1310ドル超まで強含んだが、FOMCを控えて買い一巡後は利食い売りが優勢となり、引けにかけて上げ幅を縮小した。 株安や英国の政治不安などが意識され終日1300ドルを維持した。

 

米国債券市場は小幅続落:米FOMC控えポジション調整売り

米国債券市場で長期ゾーンは小幅続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は下落)2.61%で終了した。米FOMC結果公表を控えてポジション調整目的の売りがやや優勢となった。

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