FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場は上昇:リスク要因の後退観測から買い優勢

NYダウは117.51高の25543.27、ナスダックは5.76ポイント高の7420.38で取引を終了した。トランプ大統領が米中交渉の期限延長などに言及し、米中貿易協議の進展期待に加えて、米政府機関の再閉鎖を回避できるとの観測を背景に幅広い銘柄に買いが入った。個別では3Mやホーム・デポ、IBMなどの上昇が目立った。 また、原油価格の上昇も支援材料となった。VIX指数は15.43から15.56へ上昇した。

 

NY外国為替市場:リスク選好によるドル買い優勢

ドル/円は、1月米消費者物価指数(CPI)が前年比で予想を上回ったほか、エネルギーと食品を除くコア指数も前年比で予想より強い内容となったため円売り・ドル買いが先行した。米中貿易交渉の進展期待から投資家がリスクを取る姿勢を強め、円売り・ドル買いが進んだ面もある。米政府機関の再閉鎖が回避されるとの見方が強まっていることも相場の支援材料となり、一時111.05円と昨年12月27日以来の高値を付けた。
 なお、トランプ米大統領は『米政府機関を再閉鎖することを望んでいない』としたうえで、『与野党が大筋合意した予算案に地雷が潜んでいないか見極める』と述べた。 

ユーロ/ドルは、米中貿易協議の進展期待に加えて、米政府機関の再閉鎖回避に向けた動きを好感して全般ドル買いが進んだ。欧州時間に発表された12月ユーロ圏鉱工業生産が予想を下回ったこともユーロ売りを促し、一時1.1260ドルと日通し安値を付けた。市場では『スペイン下院総選挙が早期に実施されるとの観測が強まり、政治不安からユーロ売りにつながった』との指摘もあった。 

 

NY原油先物市場は続伸:産油国による自発的な減産を好感

NY原油先物市場は一時54.60ドルまで買われた。OPECの主要産油国、サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)による自発的な減産を受けた買い地合いが継続し、一時54.60ドルと、5日以来の高値をつけた。しかし、米エネルギー省(EIA)週間石油在庫公表で、原油在庫が+363.3万バレル(前週 +126.3万バレル)と積み増しを継続した。在庫は4億5080万バレルと、2017年11月以来の高水準に積み上がった。原油受け渡し地点オクラホマ州クッシングの在庫が-101.6万バレル(前週 +144.1万バレル)と取り崩しへ転じたことは支えとなったものの、原油先物は上昇幅を縮小し、54ドル割れでNYの取引を終えた。 

 

NY金先物市場は続伸:株高とドル高を嫌気した売り

NY金先物市場は一時1321.70ドルまで買われたが、株高とドル高が意識され上げ幅を縮小した。金相場を買い上げる個別の明確な材料を欠いたが、2月以降の金現物価格の下値が1300ドル付近とみている市場参加者が多い。特段の売り材料がない局面とあって、同節目付近では買い優位になりやすい。鉄鉱石など他の鉱物資源の価格が上昇傾向であることも、金相場の下支えした。 

 

米国債券市場は続落:リスク回避の動きが緩和

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は下落)270%で終了した。米中貿易協議の進展期待や米政府機関閉鎖を回避できるとの観測を背景に安全資産とされる米国債に売りが出た。

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