FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場は上昇:アップルが持ち直したことで急速な買戻し

NYダウは34.31ドル高の24423.26、ナスダックは51.27ポイント高の7020.52で取引を終了した。米中貿易戦争が世界経済にもたらす悪影響が懸念されて売りが先行した。メイ英首相がEU離脱協定案の採決延期を表明すると、英国や欧州の経済混乱につながりかねない『合意なき離脱』への警戒感が高まり一時500ドル超下げた。ただ、一時3%あまり下落したアップルが持ち直したことをきっかけに投資家心理が改善すると、引けにかけて上昇に転じた。VIX指数は23.23から22.64へ低下した。

 

NY外国為替市場:ポンド絡みの取引が中心

ドル/円は、対ポンド中心にドル高が進んだ流れに沿って円売り・ドル買いが先行した。前週末の高値112.93円を上抜けて一時113.06円まで値を上げた。NYダウが一時500ドル超下落するとドル/円も伸び悩む場面があったが、NYダウ・ナスダック指数ともにプラス圏を回復すると円売り・ドル買いがじわりと強まり、一時113.37円と日通し高値を付けた。米長期金利が再び上昇したことも相場の支援材料となった。ユーロ/ドルは、 ポンドドルの急落をきっかけにユーロ売り・ドル買いが優勢となり、一時1.1351ドルと日通し安値を付けた。イタリア財政懸念やフランス抗議デモの経済への悪影響も意識された。 

ポンド/ドルは、メイ英首相は議会で欧州連合(EU)離脱協定案の採決延期を表明したほか、『政府は合意なき離脱の準備を加速させる』などと発言した。さらに、新たな投票日程については言及を避けた。採決中止を受けて、英最大野党・労働党のコービン党首は『政権は完全に混乱。機能していない』などと批判した。英政局や国内経済の先行き不透明感が意識されてポンド売りが加速すると、一時1.2507ドルと昨年4月14日以来約1年8カ月ぶりの安値を付けた。 

 

NY原油先物市場は反落:利益確定のポジション調整売りが優勢

NY原油先物市場は一時50.53ドルまで下落した。欧州株式市場の下落を嫌気し、リスク資産の原油先物は上値が重かった。米株は持ち直したものの原油先物は反応薄でそのままじり安となった。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国は、来年1月から6カ月間・日量120万バレルの減産で合意したことで、先週金曜日は反発したこともあり、ロングポジションの手仕舞いも入った。市場では減産が遵守されるかどうかはっきりしないとの懐疑的な見方も残っている。

 

NY金先物市場は反落:米国株が持ち直したことで売りが優勢に

NY金先物市場は一時1246.90ドルまで売られた。欧州株が全面安になり、米株もオープン後は大きく下落したことで、安全資産とされる金先物は買いが先行した。しかしダウ平均は下げ幅を縮め、ナスダック総合はプラス圏に戻したことや、為替相場がドル高に振れたことで金先物は下落して引けた。また、米長期金利がやや上昇したことも売り材料となった。

 

米国債券市場は反落:米国の持ち直しとともに売り優勢に

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.02%高い(価格は下落)2.86%で終了した。大幅に下げた米国株が持ち直すと、安全資産としての債券に売りが出た。明日から入札が続くことから、需給悪化を意識した売りも出た。

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