FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場は下落:米国長短金利差縮小を嫌気した売り

NYは799.36ドル安の25027.07、ナスダックは283.09ポイント安の7158.43で取引を終了した。米中の通商政策に対する姿勢に依然として大きな隔たりがあるなか、トランプ米大統領がツイッターで『私は関税マン』と発言すると、中国向け売上比率が高い銘柄に売りが広がった。また、債券市場でイールドカーブ(利回り曲線)のフラット化が進行した。そのため、米経済の成長減速を示唆している恐れがあるとの警戒感が浮上し、株式への売りを誘った。市場関係者からは『債券市場で逆イールドが迫っていることへの恐怖心を利用した仕掛け的な売りが出た』との声も聞かれた。 VIX指数は16.44から20.74へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利低下と米国株の大幅安を受けて円買い

ドル/円は、対ポンド中心にドル買い戻しが進んだほか、ウィリアムズ米NY連銀総裁が『景気は非常に強い。向こう1年程度の段階的利上げは依然として理にかなう』などと発言したことが相場の支援材料となり、一時113.02円付近まで値を上げた。ただ、NYダウが一時810ドル超下落し日経平均先物が490円下げると、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い・ドル売りが優勢に。米長期金利の低下に伴う売りも出て一時112.58円と11月20日以来の安値を付けた。トランプ米大統領がツイッターで「私は関税マン」と発言したことも嫌気された。ユーロ/ドルは、ポンド/ドルが失速するとユーロ/ドルにも売りが出て一時1.1319ドルと日通し安値を付けた。ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁のタカ派的な発言もユーロ売り・ドル買いを誘った。 

 

NY原油先物市場は小幅続伸:米国株の大幅安を嫌気して上げ幅縮小

NY原油先物市場は、一時54.55ドルまで買われたが、米国株安を嫌気して52.67ドルまで下落する場面があった。産油国による協調減産への期待や、カナダ・アルバータ州の石油減産命令を受けた原油先物への買いが継続した。しかしながら、サウジアラビア・エネルギー産業鉱物資源相が「石油輸出国機構(OPEC)が減産すると断定するのは時期尚早」と発言すると売り戻しが強まった。売り一巡後はポジション調整の動きが中心だったが、6日のOPEC総会を控えて買い優勢で引けた。

 

NY金先物市場は続伸:米国株の大幅安を受けてリスク回避

NY金先物市場では一時1247.50ドルまで買われた。米長期金利低下や欧米株式市場が軟調となり安全資産として金に資金が向かった。その後、為替相場のドル高を受けてドル建ての金先物は売り戻される場面があった。ただし下値での底堅さは変わらず、ドル買いが一服すると金先物も引けにかけて買い戻された。 1230ドル近辺には押し目買いが残されているもよう。

 

米国債券市場は続伸:米景気減速懸念から買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは4日続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.06%低い(価格は上昇)2.91%で終了した。米景気の減速懸念から債券買いが優勢となり、利回りは一時2.88%と約3ヵ月ぶりの低水準を付けた。また、2年債と10年債の利回り差は2007年7月以来の水準まで縮小した。

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