FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場はまちまち:アップルの新製品発表後に利益確定売り

NYダウは26.91ドル高の25997.97、ナスダックは18.25ポイント安の7954.23で取引を終了した。トランプ米政権が中国との新たな貿易協議を提案しているとの一部報道を受けて、両国間の貿易摩擦激化が回避されるとの期待が広がった。中国市場への依存度が高いボーイングやキャタピラーなどの銘柄に買いが集まり、一時170ドル超上昇した。ただ、新製品発表会で新型「iPhone」を発表したアップルに利益確定の売りが出ると、指数は下げに転じる場面があった。 VIX指数は13.22から13.14へ低下した。

 

NY外国為替市場:ドルは取引材料多く小幅に乱高下

ドル/円は、米8月卸売物価指数(PPI)が市場予想より弱い内容となったことから全般ドル売りが先行した。『米国が中国に新たな貿易交渉を提案』との一部報道が伝わると、両国間の貿易摩擦激化が回避されるとの期待からリスク選好の円売り・ドル買いが出て111.40円台に持ち直したものの戻りは鈍かった。また、アップルの新製品発表後に下落に転じたことが相場の重石となり、一時111.09円近辺まで下落した。ユーロ/ドルは、翌日のECB定例理事会を前にユーロ買いが入りやすかったほか、市場予想を下回る米PPIを材料にドル売りが出た。米中の貿易摩擦激化への懸念が後退したこともユーロ買いを促し、一時1.1650ドルまで上値を伸ばした。

 

NY原油先物市場は大幅続伸:需給ひっ迫への思惑から買い優勢

NY原油先物市場は一時71.26ドルまで買われた。米国によるイラン産原油の禁輸制裁発動を11月に控え供給ひっ迫懸念は根強く、原油買いが先行先行した。70ドル台に乗せて迎えた米エネルギー省発表の週間在庫統計は、原油在庫が529.6万バレルの取り崩しとなった。結果を受けて原油価格は上昇力を強めた。ただ、買い一巡後は利益確定の売りが優勢となり、ハリケーン『フローレンス』の勢いが弱まったことも重石となり70ドル前半まで押し戻された。

 

NY金先物市場は続伸:米中貿易摩擦緩和期待から金買い

NY金先物市場は一時1213.90ドルまで買われた。1200ドル付近で小動きが続いていたが、米中貿易摩擦の緩和期待が高まると上昇基調となった。また、米インフレ関連指標が市場予想を下回ったことや、原油先物の大幅続伸が意識された。さらに、ドルがユーロに対して弱含んだことも金の支援材料となった。

 

米国債券市場は小反発:物価上昇に対する警戒感後退で買い

米国債券市場で長期ゾーンは小反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%低い(価格は上昇)2.96%で終了した。米8月卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回ったことで、物価上昇に対する警戒感が和らいだ。米財務省が実施した10年債入札は『好調だった』と受け止められ、相場の押し上げ要因となった。

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