FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場は下落:米中貿易摩擦激化懸念を嫌気

NYダウは79.33ドル安の25916.54、ナスダックは20.18ポイント安の7902.54で取引を終了した。序盤はプラス圏で推移する場面もあったが、トランプ大統領が2670億ドルもの中国製品への追加関税を準備していると表明すると、米中貿易摩擦が激化すると警戒感が強まり失速した。航空機のボーイングなど海外事業の比率が高い銘柄を中心に売りが優勢となった。米8月雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比20万1000人増と市場予想を上振れ、平均時給の伸びが約9年ぶりの高水準となり、利上げペース加速への警戒感が相場の重石となり一時170ドル超下落した。VIX指数は14.65から14.88へ上昇した。

 

NY外国為替市場:連日のトランプ大統領発言受け乱高下

ドル/円は、米8月雇用統計が良好な結果だったことで、米長期金利が一時2.9479%前後まで上昇したことを受け、ドル全面高となり一時111.24円まで上昇した。ただ、トランプ米大統領が『中国からの輸入品2670億ドル相当への追加関税を賦課する用意がある』と表明すると、プラス圏で推移していたNYダウが170ドル超下落した。ドル/円にも売りが出て一時110.74円まで下押しする場面があった。その後、NYダウが下げ幅を縮小すると111円台まで持ち直した。ユーロ/ドルは、良好な米雇用統計を受けて米長期金利が上昇するとともにドル買い・ユーロ売りとなり、一時1.1551ドルと日通し安値を付けた。

 

NY原油先物市場は続落:貿易摩擦激化と景気低迷への警戒感

NY原油先物市場は一時66.86ドルまで下落した。前日の米エネルギー情報局(EIA)の在庫統計を受けた売りが一段落し、ほぼ横ばいで推移したが、米雇用統計の良好な結果を受けてドルが強含んだことから売りが強まった。また、トランプ大統領が対中で前輸入品に追加関税を発動することも辞さない構えを示したことで、貿易摩擦激化と景気低迷への警戒感が強まったことも売り材料となった。ただ、下押し局面では押し目買い意欲も強く、ほぼ前日終値水準に戻して取引が終了した。米国内の石油掘削装置(リグ)稼動数は前週末比2基減の860期と減少した。

 

NY金先物市場は反落:米利上げが正当化され売り優勢

NY金先物市場は、米8月雇用統計を受けて主要通貨に対してドルが強含んだことから、金売りが強まった。また、雇用統計で賃金や雇用の伸びが市場予想を上回り、追加利上げが正当化されるとの見方から、売り先行の展開となった。

 

米国債券市場は反落:FRBの追加利上げが意識され売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.07%高い(価格は下落)2.94%で終了した。米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を上回り、約9年ぶりの高い伸びを記録したことで、FRBの利上げ継続が意識されて売りが優勢となり、一時2.9479%前後と約1ヵ月ぶりの高水準を付けた。

 

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