FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場は上昇:米長期金利低下でハイテク株中心に買い戻し

NYダウは264.36ドル高の33180.14ドル、ナスダックは113.86ポイント高の12175.23ポイントで取引を終了した。寄り付きは下落した。小売り大手のターゲットが業績見通しを下方修正したことで下落し、小売銘柄を中心に業績の悪化を懸念する売りが波及した。インフレと利上げによる景気後退への懸念は根強く、また週後半に発表を控える5月消費者物価指数(CPI)の動向を見極めたいとの思惑から、動きづらく方向感のない展開となった。長期金利が低下するとハイテク株を中心に買い戻され、午後は堅調に推移した。VIX指数は25.07から24.02へ低下した。

 

NYが国為替市場:日米金融政策の方向性の違いから円売り根強い

ドル/円は、アジア時間に一時133.00円と2002年4月以来20年2カ月ぶりの高値を付けた反動で売りが出たため、NY市場では伸び悩んだ。足もとの急速な円安進行を受けて利益確定目的の円買いも入りやすく、一時132.32円付近まで弱含んだ。米10年債利回りが2.95%台まで低下したことも相場の重しとなった。もっとも、下押しは限定的だった。米連邦準備理事会(FRB)は金融引き締めを積極的に進めるとの観測が強まる一方、日銀は大規模な金融緩和策を維持しており、日米金融政策の方向性の違いに着目した円売り・ドル買いは根強かった。 

 

ユーロ/ドルは、9日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を前にポジション調整目的の売りが先行すると、一時1.0652ドルと日通し安値を付けたものの、米長期金利が低下するとユーロ買い・ドル売りがじわりと強まった。ECBが金融引き締めを急ぐとの見方からユーロ買い・ドル売りが入りやすい面もあり、3時30分過ぎには一時1.0714ドルと日通し高値を更新した。 

 

NY原油先物市場は反発:需給の引き締まりを意識した買い

NY原油先物市場は117.14ドル-120.36ドルのレンジ相場となった。119.00ドルを挟んで上下する神経質な展開となったが、外国為替市場でドル安が進むと、ドル建てで取引される原油価格には割安感を手掛かりにした買いが入った。石油輸出国機構(OPEC)プラスの増産規模が十分ではないとの見方も根強いなか、需給の引き締まりを意識した買いも入りやすかった。ニューヨーク市場の序盤で120ドル台前半まで買われた後、一時117.14ドルまで反落。しかしながら、供給不安は消えていないことや米国株高を受けて通常取引終了後の時間外取引で120.36ドルまで反発した。 

 

NY金先物市場は3営業日ぶりに反発:米長期金利の低下を好感した買い

NY金先物市場は1838.50-1858.20ドルのレンジ相場となった。米長期金利の低下を背景に、外国為替市場では対ユーロなどでドル売りが進み、ドル建てで決済される金価格の割安感が意識された。アジア市場で1838.50ドルまで下げた後、米長期金利の伸び悩みを意識して、ニューヨーク市場の終盤にかけて1858.20ドルまで買われた。通常取引終了後の時間外取引では主に1855ドルを挟んだ水準で推移した。 

 

米国債券市場はまちまち:インフレは最悪期を脱したとの見方浮上で買い

米国債券市場で中期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米2年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は下落)2.73%で終了した。また、長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.07%低い(価格は上昇)2.97%で終了した。小売り大手ターゲットが過剰在庫について警告し、値下げを行うと発表したことを受けて、市場ではインフレは最悪期を脱したとの見方が浮上。債券買いを促した。

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