はじめての金(ゴールド)先物取引

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このページは、金(ゴールド)の価格変動や投資に興味があるけれど先物取引は初めて、という方を対象に作成しました。
できるだけ専門用語を使わずに説明していきます。

1.金への投資はどうすればできるの?

イメージ:1.金への投資はどうすればできるの?

「金を売買してみたいけど、どこでどうやって購入すればいいのかよく解らない・・・」という質問を受けることがあります。

まずは金投資にはどんな種類があるのかを簡単に説明いたします。

方法① 金地金を買う

一番シンプルなやり方が貴金属販売会社から現物の金地金(ゴールドバー)金貨(コイン)を購入するというやり方です。販売や買取をおこなっている会社はたくさんあります。購入すると現物の金を入手できますが、どのように保管するのか購入前に決めておく必要があります。一般的に売買時に発生する手数料コストは割高になります。

例えば税込小売価格が5100円/g、税込買取価格が5000円/gだった場合、購入した金をその場ですぐ買い取ってもらうとすれば(現実にはそんなことはしませんが)100円の損となりますのでこの差額が手数料に相当します。グラムあたり100円の手数料がかかるとすると、1キログラム(1000グラム)であれば100,000円の手数料が発生します。

方法② 金ETFを買う

金ETFとは証券取引所に上場している投資信託のひとつで、[1326]-SPDR(r)ゴールド・シェア[1540]-純金信託(現物国内保管型)などが人気です。SPDR(r)ゴールド・シェアはロンドン金地金価格を円換算したものとの連動を目指すETFです。純金信託は「グラム・円」単位の金の理論価格との連動を目指すETFです。純金信託はグラムあたりを円建てで表示されていますので馴染みやすいかもしれません。

なお、[1326]-SPDR(r)ゴールド・シェアには売買手数料(※)とは別に0.4%の信託報酬、[1540]-純金信託には0.432%の信託報酬が掛かります。
※投資信託の売買手数料は取扱証券会社によってことなりますのでご注意ください。

仮に1グラム4500円のときに1キログラム分の金ETFを保有していたとすれば年間18,000円から19,440円程度の信託報酬が掛かります。

方法③ 金先物取引をおこなう

金先物取引は東京商品取引所(TOCOM)で取引されています。金の購入に必要な総代金(2019年2月現在の価値で約470万円/Kg)ではなく少額の担保金(2019年2月現在、約7万円)で取引ができますので、金地金の購入や金ETFを買うのと比較すると資金効率よく取引できますが、その分ハイリスク・ハイリターンな取引になります。

弊社(フジトミ)のオンライントレードで金の先物取引を1枚売買した際に発生する手数料は新規取引と決済取引を合計して税込810円です。
後ほど説明しますが、取引の最低取引単位の1枚とは1キログラムのことですので、売買の際に必要な手数料は前述の2つの方法と比べるとものすごく安いことが特徴です。

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2.先物取引ってどんな取引なの?

イメージ:2.先物取引ってどんな取引なの?

東京商品取引所で取引されている金は「先物取引」であり「現物取引」ではありません。
東京証券取引所でおこなわれている株式の売買は、現物株を対象にした取引です。たとえば、ある会社の株式を100株購入するとその100株は購入したお客様のものになります。現在、株式はすべて電子化されているので現物取引のイメージがしにくいですが、株式の持ち主(株主)は購入した人に代わります。現物株を伴う取引だから「現物取引」と言うわけです。

では、「先物取引」とはどのような取引なのか。その字のごとく、将来の値段を現時点で決めておいて、その将来がやってき時に品物のやり取りをおこなう取引になります。例えば1年後に「あるもの」を10,000円で購入する契約を結んだとします。

1年後、「あるもの」の価格が15,000円に上昇していたとしても、すでに10,000円で購入する契約を結んでいますので、10,000円払えば「あるもの」が購入できます。逆に「あるもの」の価格が5,000円に値下がりしてしまった場合でも、すでに10,000円で購入する契約を結んでいますので10,000円を支払って購入しなければなりません。

東京商品取引所の金取引は、「先物取引」なので、将来の金価格をいま決める取引ということです。

3.先物取引の将来っていつのこと?

イメージ:3.先物取引の将来っていつのこと?

先ほど金の先物取引とは「将来の金価格をいま決める取引」と説明しましたが、その将来がいつなのかはあらかじめ決められています。東京商品取引所のホームページやフジトミのホームページをみると「2019/02」「2019/12」など、全部で6つの日付があることにお気づきでしょうか(2019年2月現在)。

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これは将来の日(取引の期限)を表していて、一般的に「限月(げんげつ)」と呼ばれています。

例えば「2019/02」であれば、2019年02月25日が取引の期限になります。金先物取引は偶数月の6限月制というルールになっていますので、最長で12ヶ月間、取引できる期間があります。2019年12月を期限とする取引したとすると2019年12月24日が取引期限であり、その日の価格を先に決めてしまう取引になります。 イメージ:

4.金先物取引を買ったら金が届くの?

イメージ:金先物取引を買ったら金が届くの?

先物取引は「将来の価格をいま決める取引」で、その対象となる将来の日付を「限月(げんげつ)」と言うことを確認しました。それでは取引期限を迎えたらどうなってしまうのでしょうか。
金の先物取引をもう少し細かく定義すると「現物先物取引(げんぶつさきものとりひき)」と呼ばれる取引になります。
現物先物取引は、取引期限を迎えるとあらかじめ成立した値段で現物(実際の品物)の売買が行われる取引になります。金の先物取引を取引期限まで保有していると現物(金地金)の受け渡しが必要になってしまいます。そのため、ほとんどの投資家は期限到来までに反対売買をおこなって取引契約を決済します。

5.いつまでに決済すればいいの?

イメージ:5.いつまでに決済すればいいの?

現物の金を購入する意思がない方は、期限までに取引を終了させてください。

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金価格は日々変動していますので自由なタイミングで転売することができます。これを「反対売買(はんたいばいばい)」と言います。
2019年12月が期限の金先物取引を2019年1月28日に4,500円で買い、その数週間後、金価格が4,600円に値上がりしていたとします。この時、4,600円で転売して取引を終了することができれば、差額である100円が利益になります。
逆に金価格が4,500円に値下がりしてしまった時に、転売して取引を終了したとすると差額である100円が損失になります。

6.取引単位はどうなっているの?

イメージ:6.取引単位はどうなっているの?

先ほどの例では1グラムあたりの価格を見ましたが、実際の取引は1キログラム(1,000グラム)を取引単位としておこなわれています。この1,000グラムの1セットを「1枚」と数えます。株式でいう「100株が1口」のイメージです。

1 枚 = 1000 グラム
仮に1グラムの金が4500円だったとすると
4,500円 × 1,000 グラム

= 4,500,000円(総取引金額)

通常、1キログラムあたり4,500円する金を1,000グラム購入した際に掛かる金額は、4,500円に1,000グラムを掛けた450万円です。現物取引であれば450万円の資金が必要です。この金額を総取引金額(そうとりひききんがく)と言います。

7.金を1枚買うにいくら必要なの?

イメージ:7.金を1枚買うにいくら必要なの?

1グラム4,500円の金を1キログラム(1,000グラム)購入する際に必要な金額は450万円です。ところが金の先物取引は、「先物取引」なので、現時点で品物のやり取りを伴う取引ではありません。
取引の内容は「2019年12月に1グラム4,500円で金を買う。」という約束事なので 取引の際に必要なのは、その取引契約を担保する証拠金があれば足りることになります。

4,500円 × 1,000グラム
= 4,500,000円 (総取引金額)
⇒ 66,000円 (証拠金)
2019年02月13日現在、フジトミで金を取引する際に必要な証拠金は1枚あたり66,000円です。お取引口座に66,000円以上を預けていただいていれば取引をスタートすることができます。

8.今更だけど、金(ゴールド)って何?

イメージ:8.今更だけど、金(ゴールド)って何?

金には、3つの側面があります。1つ目が宝飾品としての側面、2つ目が工業用品としての側面、そして3つ目が投資財としての側面です。

① 宝飾品としての側面

指輪やネックレスなど様々な宝飾品に金が使われています。日本ではこれ見よがしに金の宝飾品を身に着けている人は少ないと思いますが、海外では多くの国で金のアクセサリーが富の象徴となっています。宝飾品消費量が多い国はインド・中国・米国の3カ国です。
2017年、世界の宝飾品需要の合計は2214トンでした。

② 工業用品としての側面

金は柔らかくて、電気を通しやすくて、腐らないという優れた物資的特性を持っています。そのため、精密機械などの電子部品には大量の金が使われています。
また、上記の特性は人体に影響を及ぼさないので、歯科・医療用の材料としても利用されています。
2017年、世界の工業用品としての需要は380トンでした。

③ 投資財としての側面

金は資産としての価値を持った貴金属です。これまで人類によって採掘された金の量はわずか18万トンほどで、他の鉱物と比べてとても希少価値が高い存在です。
有史以来人類は金に不変的な価値を認めており、長い間通貨としても使われていました。
金の換金性はとても高いため、金地金やコインの形で保有・投資する投資家がたくさんいます。
2017年、小口投資としての需要は1028トンでした。


金には3つの側面があり、最も需要が多いのが宝飾品としての需要です。特に需要が多いインド・中国・米国の動向は宝飾品需要にも影響を及ぼしますので3カ国の経済や政治の動向には常に注意が必要です。

9.金価格はどのような要因で変動するの?

イメージ:9.金価格はどのような要因で変動するの?

① 株式市場など他市場の動向

現在の金価格は、他市場の動向を受けて変動することが多くなっています。世の中の情勢が不安定になってくると安全資産である金への需要が高まってきます。
ここ最近は世界経済を動かす諸問題が金価格にも大きな影響を及ぼしていますので、それらのニュースにも注目が集まります。

② 産金国の情勢

金は金鉱山で採掘されますが、金が取れる国・地域は限定されていますので産金国内の動向や周辺国との動向が供給量の増減に影響を及ぼします。

③ 債券市場など金利動向

金利の動向は金価格に大きな影響を及ぼします。金は国債や社債などの債券と違い金利を生みません。そのため金利が高い局面では、金よりも債券需要が強くなりますので、金市場からは資金が流出しやすくなります。逆に金利が低下する局面では、債券利回りと金利を生まない金とのギャップが狭くなりますので、金市場に資金が流れやすくなります。

④ 中央銀行の動向

現在、各国の中央銀行が大量の金を保有しています。その総量は3万3000トンほどと言われており、世界の金の約20%が中央銀行の金庫に保管されています。
なかでも中国とロシアは中央銀行が大量に金の買い付けを行なうなど、マーケットに与える影響も大きくなっています。

2019年金価格に影響を与える可能性が高い5つの要因

  • 英国のブレクジット問題
  • 米中貿易問題
  • トランプ大統領の発言
  • 世界株価の動向
  • 米国政策金利など各国の金利動向

10.先物取引はハイリスク・ハイリターンなの?

イメージ:10.先物取引はハイリスク・ハイリターンなの?

通常、金価格の変動はそれほど激しいものではありません。金価格が株式のように価格が2倍、3倍になるということは滅多には起きません。

[週足チャート]

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下の図は金価格が1キログラムあたり30円変動した時のイメージ図です。

<現物取引をおこなったイメージ>

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現物取引であればそれほど大きな価格変動ではないことが解ります。ところが、先物取引は少額の証拠金を担保とする取引ですので下の図の青枠で囲まれた部分だけあれば取引することができます。

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現物取引で450万円規模の取引を66,000円の証拠金で取引できるということは、少しの価格変動が大きな利益や損失になってしまいます。

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例えば、4500円で買った金価格が30円値上がりして4530円になったとすると、値上がり幅30円に1000グラムを掛けた30,000円が利益になります。
現物取引の場合、4500円の金を購入するには、4500円を1000倍した450万円必要ですが、先物取引は少額の証拠金を担保とする取引なので証拠金66,000円に対して30,000円の利益が生まれるのでとても資金効率がよい取引だと言えます。

ただし、注意が必要なのは、「資金効率がよい」というメリットが逆にデメリットになる場合があるということです。
価格の動きについての思惑が外れ、取引に損失が発生する際には大きな損失になります。4500円で購入した金価格が4470円に値下がりしてしまった場合、現物取引では450万円が447万円になってしまいますので3万円の損失ですが、先物取引でも同様に3万円の損失になってしまいます。

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上記の値動きによる利益と損失の幅3万円は、総取引金額の450万円に対しては1%弱の変動ですが、証拠金の66,000円に対しては大きな変動になることがお分かりいただけると思います。

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金先物取引の結果が思惑どおりにいった際は、大きな利益になりますが、思惑どおりに行かなかった際は大きな損失になってしまいますのでリスク管理には細心の注意が必要です。

11.今後の金価格の動向

イメージ:11.今後の金価格の動向
金価格の変動は、株式市場や債券市場の値動きとは独立した動きをしています。リスク選好意欲が高まると株式市場に資金が流入しやすくなり、逆にリスク回避の動きが高まると株式市場から資金が流出するようになります。この株式市場から流出した資金の受け皿となりやすい資産が、債券市場や金市場です。
安全資産といわれるこれらの市場に資金が集まりやすくなります。

今後の価格を知るうえで金利動向は重要な要素です。今後の金利上昇が見込まれる局面では債券価格が上昇しやすくなりますが、金利を生まない金からは資金が流出しやすくなります。
逆に今後の金利上昇が見込めない局面では金への資金流入が起きやすくなります。

特に金利の世界的指標となる米国債を発行するアメリカで、今後利上げされるのか、それとも現状維持なのか。今後の金価格にもおおきな影響を及ぼしますので要注目です。

2019年の米FRB金融政策決定会合(FOMC)スケジュール

  • 1月29日-1月30日
  • 3月19日-3月20日
  • 4月30日-5月01日
  • 6月18日-6月19日
  • 7月30日-7月31日
  • 9月17日-9月18日
  • 10月29日-10月30日
  • 12月10日-12月11日

株式を主軸に資産運用している方も金をポートフォリオに組み込むことで、リスクの調整が行いやすくなるはずです。リスク管理・リスクヘッジのためにも金先物取引をスタートしてみてはいかがでしょうか。

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